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2010年10月21日


建築知識2010年11月号 「ジャパンホームショー×建築知識 特別企画」に、 ホームズ君「構造EX」許容応力度オプションが取り上げられました。

許容応力度で他社との差別化を建築知識2010年11月号 「ジャパンホームショー×建築知識 特別企画」

ベストセラー構造ソフト「ホームズ君構造EX」を開発販売しているインテグラルは、システムインテグレーションからソフト開発、webシステムまで幅広く対応しているソフトメーカーだ。

今年7月、同ソフトのラインアップに「許容応力度オプション」が加わり、3階建ての木造輪組構法の住宅における許容応力度計算が可能になった。自動で伏 図を生成し、許容応力度計算(ルート1、ルート2)はもちろんのこと、任意に設定した断面スパン接合部の仕様などを自動チェック(検定NGチェック)し て構造計算書を自動作成できる優れものだ。

「従来、許容応力度計算は難しいと思われ、一般の工務店には敬遠されてきましたが、今では風向きが変わってきました」と語るのは、同社社長の柳澤泰男 氏。仕様規定をもとにした耐震等級2以上や省エネ等級4は工務店の標準仕様になってきており、もはやそれだけでは技術的な優位性は示しにくい。その意味 で、工務店の多くがまだ未対応の許容応力度計算を取り入れて設計を行えば、他社との差別化ができる。

許容応力度計算は、木造2階建て住宅にも有効だ。大スパンを設けるなど設計の自由度を高められ、より正確に建物の安全性が確認できる。 部材を正確に評価することでコスト削減にもつながる点は魅力だ。
さらに今年5月公布の「公共建築物木材利用促進法」で、低層の公共建築物は原則木造となった。柳澤氏は「許容応力度計算をマスターしておけば新しい市場に参入する布石となります」と提案する。

初心者でも使いながら学べる

「ホームズ君構造EX許容応力度オプション」の大きな特徴は、構造設計の初心者にとっても扱いやすい点だ。構造 設計者向けで専門性の高いものが多いなか、同ソフトは極めて直感的な操作性を備え、用語や設計内容やポイントなど、あらゆる要素に対してきめ細かな解説が 付いている。ほかにも、「検定NGチェッ ク」や「自動伏図作成機能」など、初心者が使いながら学べるように配慮されている。また、「木造軸組工法住宅の許容応力度設計[※]」に完全準拠し、該当 事項の記載個所を確認できる参照機能やヘルプ機能も搭載。さらにスキップフロアや斜め壁、間崩れ、登り梁、母屋下りなど、適用範囲の幅広さでも群を抜く。

導入後は「すまいの安心フォーラム」で徹底したサポートが用意されているなど、同ソフトはユーザーにとって、心強い存在となるだろう。

「ジャパンホームショー2010」 建築実務セミナー

インテグラル代表・柳澤は、11月17日(水)~11月19日(金)に行われる「ジャパンホームショー2010」の建築実務セミナーにて、講師を務めます。
同セミナーは、毎年好評を頂き、各分野に精通した講師陣が多彩なテーマでお届けします。