日刊木材新聞に弊社が実施した熊本地震の被害調査に関する記事が掲載されました

マスコミ掲載情報 - 2016年6月25日

2016年6月25日 日刊木材新聞(2面)
熊本地震の被害調査を実施
被害状況をマップ化

日刊木材新聞_熊本地震の被害調査を実施_20160625

インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、熊本地震の木造住宅の被害調査を実施した。「2000年以降に建設された17棟や耐震等級2のもので被害に遭っているものもあった。壁量が基準ぎりぎりだったほか、より配慮した設計で耐震性能を高めることが可能なものがあったのではないか」と柳澤社長は話している。

同社では、5月2、20、26日の3日間、熊本県益城町の木山、宮園、惣領の3地区を柳澤社長と茨城県木造住宅耐震診断士の資格を持つ社員5人で建物被害の竣工年代別の分析を目的に主に木造住宅を対象に調査した。その結果を調査報告と倒壊分析マップとしてまとめた。

現地調査では852棟の調査を実施。全壊252棟、半壊210棟と外観上被害のないものも含めて調査した。年代別に被害を分析し、1981年以前の新耐震基準以前のものは全壊相当の被害が多く、81年~2000年までの間は、全壊もしくは半壊相当が多い。2000年以降は耐震等級1(相当)では2000年以前に比べると倒壊したものは少ないが、一部で倒壊(全壊)したものを確認した。耐震等級2では耐震等級1(相当)に比べて被害は少ないが、一部で倒壊(全壊)したものを確認。耐震等級3の被害は確認できなかった。

また被害状況をマップに落とし込み、地域全体の被害状況や倒壊率を概観できるようにしたほか、被害を受けた建物の写真も確認できるようにした。さらに、一部の建物ではグーグルのストリートビューで地震前の状況も確認できるようにした。

同社では、木造住宅の耐震診断と耐震補強方法を設計できる「ホームズ君耐震診断Pro」を開発、販売しており、ソフト利用者に対して技術的な情報提供を行ってきた、この調査報告と倒壊分析マップも耐震設計の一助になると考え、一般公開することにした。

同社では7月7日、東京での「地震被害に学ぶ!耐震等級3のすすめ」セミナーのなかでも報告を行う予定でいる。