日刊木材新聞に「構造EX」バージョンアップに関する記事が掲載されました

マスコミ掲載情報 - 2017年6月17日

2017年6月17日 日刊木材新聞(8面)
ホームズ君「構造EX」バージョンアップ
17年度改訂のグレー本対応


 インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は構造計算ソフトのホームズ君「構造EX」を、日本住宅・木材技術センターの「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年度版)」(グレー本)の改訂に合わせてVer.3.7へバージョンアップする。4月から開始している、中川貴文国土技術総合研究所主任研究官が開発した木造住宅の倒壊シミュレーションソフト「ウォールスタット」との連携も、バージョンアップに合わせて準耐力壁や外壁などの余力を考慮するように変更し、実際の耐震性能により近い形でシミュレーションできるようになる。

 主な変更点は、短期めり込み強度の変更に合わせて改訂する。住木センターの電算プログラム認定も8月に取得する見込み。それに合わせて精度を高めるためにプレカット会社などの意見も聞き、自動伏図の作成も向上させる。また基礎の断面詳細図の寸法に合わせた形状の断面図を出力できるようにする。

 熊本地震以降、特に注目が高まっている木造住宅の倒壊シミュレーションソフトのウォールスタットの再現性を高めるために構造計算上はカウントしない準耐力壁、外壁などによる余力、45×90ミリの両筋違を使った場合の面材拘束効果、内装の非耐力壁の石膏ボードなども考慮したシミュレーションができるようにする。また、熊本地震のような繰り返し地震のシミュレーションもできるようにするほか、シミュレーション結果を層間変形角で算出し、イメージ画で表示するシートも出力できるようにする。

 「当初は単純に構造EXとウォールスタットをつなげばよいと考えていたが、熊本地震の地震波は極めて強く、耐震等級を高めた設計でも倒壊するシミュレーション結果になることが多いため、より実情に近い形でシミュレーションができるようにする必要性を中川主任研究官と検討してきた」と同社では話している。