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2017年6月22日


日刊木材新聞に「構造EX」バージョンアップ関連記事が掲載されました

2017年6月22日 日刊木材新聞(6面) ウォールスタット連携で余力考慮 実際の倒壊に近いシミュレーション インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、構造計算ソフトのホームズ君「構造EX」を日本住宅・木材技術センターの「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年度版)」(グレー本)の改訂に合わせてVer3.7にバージョンアップする。木造住宅の倒壊シミュレーションソフト「ウォールスタット」と連携し、バージョンアップに合わせて準耐力壁や外壁などの余力を考慮するように変更する。 構造EXの主な変更については、グレー本の短期めり込み強度の変更に合わせる。住木センターの電算プログラム認定も8月に取得する見込み。併せて精度を高めるためにプレカット会社等の意見も聞き、自動伏図の作成も向上させる。また基礎の断面詳細図の寸法に合わせた形状の断面図を出力できるようにする。 4月から、中川貴文国土技術総合研究所主任研究官が開発したウォールスタットとのデータ連携をプリプロセッサの開発で簡単にできるようにした。プレカットCADのデータをCEDXMファイルで変換する方式で、追加の入力作業が必要になるが、同社の手法だと一発で変換できるという。 さらに、ウォールスタットの再現性を高めるために構造計算上はカウントしない準耐力壁、外壁などによる余力、45×90ミリの両筋違を使った場合の面材拘束効果、内装の非耐力壁の石膏ボードなども考慮したシミュレーションをできるようにする。また、熊本地震のような繰り返し地震のシミュレーションもできるようにするほか、シミュレーション結果を層間変形角で算出し、イメージ画で表示するシートも出力できるようにする。