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2017年10月4日


日刊木材新聞に「構造EX」プログラム認定関連記事が掲載されました

2017年10月4日 日刊木材新聞(2面) グレー本対応でプログラム認定 ウォールスタット連携も拡充  インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、日本住宅・木材技術センターのプログラム認定を「ホームズ君構造EX ver3.66」で取得し、10月からリリースする。住木センターのグレー本2017年版に正式対応したものとしては第1号の認定になる。  同社は構造計算ソフトなどを開発・販売しており、工務店が構造計算や温熱環境計算などに自社で取り組めるよう、分かりやすさを重視したソフト開発を進めている。    ホームズ君構造EXでは住木センターのグレー本改訂に合わせて、土台の短期めり込みや吹き抜けの設置による床構面の評価など50項目以上の検討を行った。  また、中川貴文国土技術総合研究所主任研究員が開発した木造住宅の倒壊シュミレーションソフト「ウォールスタット」との連携オプションに余力考慮機能を追加。内装材、外装材、筋違による面材拘束効果なども評価できるようにした。これにより実際の木造住宅の挙動に近づけるとともに、熊本地震のような繰り返し地震に対する評価もできるようにした。さらにシュミレーション画面で加振条件や余力評価などの条件を表示できるようにし、結果を正確に理解しやすくした。  さらに最近増えている中規模木造建築では図面も大判になってきていることに対応し、平面図分割印刷機能を追加。A3サイズに縮尺を合わせると文字が小さくなって見づらいというユーザーの声に応える。そのほか筋違の方向を図面上に明記できる機能を加え、ベタ基礎の底盤地上高さをGL以下に設定できるようにもした。  同社では工務店に導入しやすいよう「はじめての許容応力度計算セミナー」を17日の福岡会場を皮切りに各地で開く。構造計算だけでなく、「住宅の省エネ基準&ZEH入門」「長期優良住宅ソフト実習セミナー」「耐震診断・補強設計セミナー」なども順次開催していく。