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2011年2月23日


日本経済新聞に、弊社消費電力把握システム「ワトソン君(仮称)」の記事が掲載されました。

日本経済新聞2011/2/23首都圏経済・茨城35面より

消費電力把握システム安く

システム開発のインテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は家庭内の消費電力を把握できるシステムを開発した。独自開発したデータ転送機能を持つセンサーを使い、冷蔵庫やエアコンの無駄な電力をパソコン上などで表示。家庭内で省エネ行動を身に付けてもらう。市販システムの約5分の1の1台1万円程度に抑える予定で、2011年度内の販売を目指す。

システム名は「ワトソン君(仮称)」。冷蔵庫やエアコンなどの家電の差し込みプラグと、家庭のコンセントの間にセンサー(縦8センチ、横4センチ、厚さ4センチ)を取り付け、インターネットを通じてパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)端末などに消費電力量のデータを送信する。

データベース化して解析することで、電力使用量の実態やエネルギー効率、最適な使用方法などを助言する。人がいない時間帯の状況や室内の電力使用状況をリアルタイムで表示する。家庭内の電気使用の無駄を見えるようにすることで、省エネ行動の促進に役立つとみている。

4人家族を想定した家庭での光熱費を年間で最低1万円以上減らせるという。今後、センサーの小型化など改良を進める。

削減した電力を二酸化炭素(CO2)排出量に換算することも検討中で、地球温暖化対策の家庭での取り組みにもつながるとしている。

電力量を把握する従来のシステムは配電盤の工事や大がかりな改装が必要で、既存住宅への導入が難しかった。今回インテグラルが開発したシステムは、家電の電源部にセンサーを取り付ける仕組みのため、既存住宅でも簡単に導入できることが特徴だ。