日刊木材新聞に、「許容応力度クラブ」の記事が掲載されました。

マスコミ掲載情報 - 2011年11月11日

2011年11月11日 日刊木材新聞

中規模木造建築普及へ 「許容応力度クラブ」設立を計画
一般流通材使い普及価格帯で供給を

インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、中規模木造建築に対応できる構造設計者の情報共有や学習の場として「許容応力度クラブ」(仮称)を来年1月に立ち上げる方針を示した。

同社は、「構造性能診断士ホームズ君・構造EX」等の建築ソフトを開発・販売する会社で、住木センターの木造建築物電算プログラム認定を取得、住木センターの新グレー本準拠の許容応力度オプション(木造3階建て構造計算)なども提供している。9月にはつくば市に、自社の新・開発センターを木造3階建て、延べ床面積377.42平方メートルの規模で建設し、「構造EX」許容応力度計算を用いて一般の工務店も中規模木造建築物に取り組めることを示した。

今回の事業は、同社の構造EXのユーザー約5000件のなかで新分野に取り組もうと木造を手がけている設計事務所や、RCやS造の設計を行っている設計事務所、工務店、ビルダーなども対象に加えてグループ化し、勉強会の開催や事例見学、情報交換の場を設けていこうというもの。クラブには、木質構造分野だけでなく、省エネ関係の専門家にも参加を求めていく。

中規模木造建築物の構造設計は、住木センターの新グレー本が参考になるが、木造3階建て住宅を想定した基準のため、事務所などの用途で使用する場合は荷重条件が異なることもあり、新たな指針づくりの必要性も指摘している。

新・開発センターの建築では、当初は学校建築などでも使える8メートル以上のスパンを無柱で飛ばせる工法を採用する計画だったが、梁せいの大きな材が必要になり、予算が掛かるため、柱が途中にあっても事務所としての用途には問題がないことから、住宅用に流通している規格材の使用や一般のプレカット工場での加工ができることなどを考慮して設計を変更。設計、外構を除いて最終的には坪60万円以下の建築コストで建築した。

「梁せい450ミリくらいまでの材を使い、トラスなども用いて中規模木造建築を普及しやすいコストで提供できるような仕組みづくりに取り組んでいきたい」と柳澤社長は話し、12年1月26日に東京都内で会を発足させる計画を進めている。