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2012年5月22日


日刊木材新聞に「ホームズ君 構造EX Ver.3」に関する記事が掲載されました

2012年5月22日 日刊木材新聞(6面)

プレカット工場でも人気
面材詳細計算法などの機能も
インテグラル

インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は住木センターの木造建築物電算プログラム認定を取得した住宅性能診断士「ホームズ君 構造EX Ver.3」などの建築関連のコンピューターソフトの開発、販売を行っている。

?ホームズ君は住宅会社向けに開発した構造ソフト。通常、伏図に基づきプランを入力する際はスパン表で梁せいを決めるケースが多いが、同ソフトでは許容応力度計算により正確な梁せいを計算でき、「荷重の流れを3Dで表現できるのは当社だけ」という。  小屋からの荷重伝達を集中荷重、等分布荷重、部分等分布荷重などを立体的に色で分かりやすく表現している。

?住宅会社向けに開発したソフトだが、意外にプレカット工場で使用されるケースが多く、梁せいの検定だけでなく、オプションで面材詳細計算法も収録しており、大臣認定ではなく面材の厚みや釘のピッチなどで高耐力の壁として使用できる。国土交通省の官庁営繕部の木造計画・設計指針では、住宅以外の公共建築物に許容応力度計算の実施を求めており、こうした需要への対応もしやすくなっている。

?同社は木造建築物のCADソフトを開発し、直接販売を行っている。単にソフトを販売するのではなく、定期的なセミナーの実施やサポート体制を強化し、使いやすいソフトを目指している。

?5月からは長期優良住宅の申請支援サービスも開始、登録住宅性能評価機関との連携で技術的審査を合理化できる仕組みも構築している。「現在はCEDXMによりプレカットCADとの連携も可能になっており、今後はもう一歩進んだ形を模索していきたい」と同社では話している。