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2019年6月25日


日刊木材新聞に「構造EX」関連の記事が掲載されました

2019年6月25日 日刊木材新聞(14面) ウォールスタットで制震シミュレーション 告示1100号にも対応 インテグラル  インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、構造計算ソフト「ホームズ君 構造EX」をバージョンアップ(Ver.3.7)した。構造EXでは耐震シミュレーションソフト「ウォールスタット」連携オプションを搭載し、今回のバージョンアップで制震デバイスを組み込めるようにした。  ウォールスタットでは、制震工法をフォークト型、マスクウェル型、履歴型の3タイプに分類する。制震工法メーカーが提供するデータを設定すれば、制震工法に対応した耐震シミュレーションができる。  同社は個別のメーカーとのデータ提供ではなく、ユーザーの要望に応じる形でのカスタマイズを想定している。  同社の構造EXではCEDXMの中間ファイルを介さず、構造情報を直接データ連携できるようにしている。  また、雑壁などの余力を考慮した耐震要素に基づくシミュレーションができ、実際の住宅では余力があることで倒壊しないものを適切に評価できるようにしている。  また、耐力壁の告示1100号に対応した構造計算もでき、構造用面材と釘ピッチなどを変えることで壁倍率を調整することもできる。  JIS A3301に対応したトラスのオプションを搭載し、これまでは布基礎でしか計算できなかったものをベタ基礎でも計算可能にした。  さらに、山辺構造設計事務所と開発した拡張連続梁方式の基礎設計法で基礎開口部のせん断検定などを行い、応力がかかりにくい部位に開口部を設定できること。開口部も検定に基づき配筋を決定することで、過剰設計を回避できるようにした。