NEWS

2019年9月6日


日刊木材新聞に「構造EX」ウォールスタット連携オプション関連記事が掲載されました

2019年9月6日 日刊木材新聞(5面) 追加入力なしで耐震解析 セカンドオピニオンに  インテグラル(茨城県つくば市、柳沢泰男社長)は、同社の構造計算ソフト「ホームズ君<構造EX>」のオプションでウォールスタットと連携している。構造EXで許容応力度計算を行ったデータがあれば直接ウォールスタットとデータ連携し、追加入力なしで耐震シミュレーションを行える。  同社では許容応力度計算を実施することを基本に考え、ウォールスタットでの耐震シミュレーションを構造計算のセカンドオピニオンとして位置付ける。CEDXMファイルを介してのデータ連携ではなく、筋違の面材拘束効果、サイディングや内装の石膏ボードといった雑壁なども考慮して計算するため、追加入力なしで実際の地震時の耐震性能に近い挙動を確認できるという。  雑壁などを考慮せずに大地震の地震波を入力すると、耐震性能の過小評価につながる可能性もあるため、同社ではより実際の木造住宅に近い条件でのシミュレーションを可能にした。  地震波はJMA神戸、JMA輪島、熊本地震の益城、西原村の4月14、16日の2回の地震波、人工地震波など12種類を搭載した。  また、屋根形状もボタン一つで入力でき、住宅のイメージをつかみやすい。  構造EXを使用して工務店向けに耐震シミュレーションを行うプレカット工場もあるようで、工務店支援の一環としても有効なツールといえる。  制震ダンパーを搭載してのシミュレーションも可能で、ダンパーメーカーのなかでは構造EXのオプションを活用して評価を行うところもある。  これまでは繰り返しの加振は2回しかできなかったが、これを上限なく繰り返せるように変更した。