NHKにて放送された「住宅耐震の落とし穴」について取材に協力しました

マスコミ掲載情報 - 2017年1月25日

2017年1月25日にNHKにて放送された「住宅耐震の落とし穴」に関する取材にインテグラルが協力しました。
放送日:2017年1月25日(水) 8:15~9:54 NHK総合「あさイチ」にて放送されました。

2016年4月に発生した熊本地震では、どの年代の建築基準法に適合しているかによってその被害状況は異なりますが、現行の基準に基づいて建てられた住宅でも被害の差がありました。番組では2000年以降に建てられた、被害の規模が異なる2つの住宅について構造上の比較を行いました。
工学院大学名誉教授 宮澤健二先生の分析では、被害の差が出た要因の一つとして「直下率」を取り上げ、その検証ツールとしてホームズ君「構造EX」が使用されました。
計算結果だけでなく、3D画像で直下に柱や壁がない箇所を確認できることで、出演者の皆さんも直下率を直感的に認識できたようです。

そして、耐震性能をあげる方法として、「直下率をあげる」や「床を強くする」、「火打ちで梁を強くする」などの具体的な方法が紹介されました。

また、住宅の耐震性能の指標である「耐震等級3」についても触れられました。
住宅購入の2か月後に熊本地震に見舞われた夫婦は、購入時「耐震等級3」の存在すら知らなかったそうですが、この住宅を手掛けた住宅メーカーは5年前から全棟「耐震等級3」を掲げており、この夫婦の住宅の地震被害は非常に軽微なものでした。
耐震等級を取り入れる動きは全国的に広がっており、「耐震等級3」を標準仕様とする住宅メーカーが増加しています。住宅を選ぶ際に耐震性を重視する購入者も増えており、「耐震等級3」は購入者にとってもわかりやすい指標となりつつあります。

インテグラルでは、2016年11月より、ホームズ君『日本の木造住宅をもっと強く!もっと暖かく!』プロジェクトと称し、木造住宅の耐震・構造計算・省エネシステムの強化開発に取り組んでいます。その一環としてホームズ君「構造EX」では、番組でも使用されていた木造住宅倒壊解析ソフト「wallstat」との連携がまもなく可能となります。
また、「耐震等級3」を超える性能(耐震等級4相当)のチェックができるような機能強化にも努めております。
今後も、本当に良質な住宅設計に取り組む技術者を、様々な角度から積極的に支援してまいります。

※番組で解析に用いられたソフト、住宅性能診断士ホームズ君「構造EX」はこちらです。
※木造住宅倒壊解析ソフト「wallstat」との連携に関するプレスリリースは こちらです。
※番組に登場した「wallstat」の開発者である国土交通省 国土技術政策総合研究所 中川貴文氏にご登壇いただくホームズ君セミナー(2017年2月28日火曜日開催)の詳細はこちらです。
※インテグラルでは2016年4月に発生した熊本地震の調査を独自に行っております。
 詳しくはこちらをご覧ください。
※熊本地震の住宅被害からの提起をまとめたインテグラルのワトソン君ブログ
 「熊本地震調査からの教訓、『最低でも耐震等級3』」
 「なぜ、『直下率』だけがクローズアップされるのか」についてもご覧ください。