日経産業新聞 2010/02/05 より
システム開発のインテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、冷暖房の熱効率を計測し、住宅の省エネルギー効果を低価格で診断するサービスを始めた。リフォームを手掛ける工務店などへ導入を呼び掛ける。
省エネ診断にかかる期間は3日程度。木造住宅を中心に、長時間にわたり外気の影響を受けず、室内の冷暖房効果を維持できるかを調べる。診断結果は国土交通省が定める省エネルギー基準の等級で算出し、最適なリフォームプランを判定する。価格は1戸あたり2万1000円。
省エネ効果の高い住宅の改修にかかる費用を一部還元する「住宅エコポイント」の実施をにらみ、工務店や住宅メーカーからの需要があるとみている。
同時に工事にかかる見積額と住宅版エコポイントの還元数値を計算。リフォーム効果で、年間の光熱費等の削減額や二酸化炭素(CO2)排出量の削減値も一目で分かるようにした。