日本経済新聞 2011/2/2 首都圏経済・茨城版より
写真を関連付け説明しやすく 「インテグラルがアプリ」 スマートフォン向け 住宅間取り図などに
システム開発のインテグラル(茨城県つくば市、柳沢泰男社長)はスマートフォン(高機能携帯電話)向けの写真の編集管理システムを開発し、2月中にも販売を始める。
写真同士を関係づけて閲覧しやすくなる。米アップル社のiPhone(アイフォーン)向け商品として発売し、他の端末にも広げる計画だ。不動産業界の営業支援のほか、個人向けにも売り込む。
このシステム「フォトリンクス」は関係する写真を貼り付けるように添付し、参照しやすくなる仕組み。アプリケーションをダウンロードすると、利用できる。価格は230円。
例えば、不動産物件の間取り図と部屋ごとの写真を登録すれば、部屋部分を触るだけで写真を表示する。編集した写真を パソコン端末で閲覧できる専用ウェブサイトも立ち上げる予定だ。
今夏には米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」に対応した携帯電話端末向けに発売する計画だ。今後、1年間の販売目標は計10万本を見込む。
もとはインテグラルが木造住宅の設計や診断業務で、調査時に撮影した写真画像の効率管理するために開発したスマートフォンに対応した社内システム。アイフォーンなどの普及が加速していることから、一般向け需要もあると判断。全国への販売を決めた。
インテグラルは1986年設立。耐震診断や住宅設計のソフトやシステムの開発・販売を手掛けるほか、全国で木造住宅の耐震化に向けたフォーラムなどを開いている。
株式会社インテグラル 担当:藤間
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