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2012年10月2日


毎日新聞に「住宅の省エネ実証実験」に関する記事が掲載されました

2012年10月2日 毎日新聞(21面)

消費電力個別に測定
つくば市とソフト会社 実験モニター募集

家庭の省エネを数字で確かめようと、つくば市の建築関連ソフト開発会社「インテグラル」(柳沢泰男社長)が同市と連携した実証実験を11月から始める。同社が開発したセンサーシステムで部屋ごとの室温・湿度と、エアコンや冷蔵庫などの消費電力を個別に測定する。1日、モニター募集を開始した。

このシステムは無線の温湿度センサーと電力量センサーを組み合わせた「スマートワトソン君」。データは無線で専用パソコンを経由してウェブサイトに送信され、別の自分のパソコンで自宅のデータを閲覧できる。

実験に参加できるモニターは、市が常時募集中の「つくば環境スタイルサポーターズ」個人会員のうち電子メール登録が条件。サポーターズは省エネなどを実践する市民らを市が認証する制度で、会員は現在3348人。

各モニターは2週間続けて機器を取り付けて実験する。5セット用意し、定員25人の予定。実験は来年2月まで続ける。各部屋の温度差や、曜日によるテレビの電力消費量の違いを知るなど、さまざまな実験が可能だ。

また、公共施設でも効果を確かめるため今月中旬から12月までに市立東幼稚園、東小学校と谷田部中学校で交代で実証実験を行う。

同社の藤間明美マネージャーは「実験結果を基に住宅の断熱性の数値も出して助言していきたい」と話している。サポーターズの問い合わせは市環境都市推進課(029・883・1111)。