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2012年10月4日


日刊木材新聞に「地域型住宅ブランド化事業対応 長期優良住宅セミナー」に関する記事が掲載されました

2012年10月4日 日刊木材新聞(5面)

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長期優良住宅対応を解説
インテグラル

インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)はこのほど、「地域型住宅ブランド化事業対応 長期優良住宅セミナー」を開催した。長期優良住宅では床倍率の計算で耐震等級2をクリアしておくことが必要だが、実際には耐震等級3をクリアしているケースが多いことなど技術的なポイントを説明した。

同社は「ホームズ君構造EX」などの構造ソフトを供給する会社で、長期優良住宅認定支援事業なども行っている。柳澤社長は「長期優良住宅の認定状況は、戸建てで約25%になっている。申請者数の98%が工務店だが、2%の大手が92%の物件を供給している。そのほとんどを大手住宅会社が供給している。」と話した。

また省エネ基準については、8月末に新しい道筋が示され、Q値では床面積が小さいほうが高い数値が出る傾向にあり、Ⅳ地域では1999年の次世代省エネ基準のQ値2.7レベルから同2.0レベルを目指すべきだろうとの考えを示した。耐震等級3を取得するには床倍率の計算で耐震等級2を取得することで耐震等級3をもクリアしているケースが多いことや、耐力壁線の配置ポイントなども説明した。

さらに、同2.0をクリアするためには同2.7から天井、床の断熱材の厚みを増やすこととサッシの性能を向上させることなど、少しのコスト増で大きな性能向上が期待できると解説した。