長期優良住宅等への対応容易に
複数のビルダーで採用
インテグラル
建築関係のソフト開発を行うインテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は昨年11月20日付で、同社のホームズ君「構造EX」で住木センターの木造建築物電算プログラム認定の更新認定を受けた。これは昨年10月に改正された住宅金融支援機構の標準仕様書に対応したもの。
更新認定を受けた構造EXを木造住宅合理化システム認定の長期性能タイプとリンクさせることで、長期優良住宅の確認書や設計内容説明書の作成が合理化でき、技術審査期間での審査時間も短縮できるとして注目され、複数のビルダーで採用されている。
同社では木造住宅合理化システム認定の長期性能タイプの取得を目指す住宅会社への提案とともに、地域型住宅ブランド化事業に取り組むグループの支援なども行っていきたいとしている。
同社はこれまで、住宅会社の性能面での取り組みを支援してきた。だが、構造EXは、梁せいの検定が許容応力度計算で行えること、オプションで面材詳細設計法も収録していること、面材の厚みや釘のピッチで高耐力壁等を設計できるため非住宅の大型物件などでの設計の自由度も高まることから、プレカット工場でも導入するケースが多いという。