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2015年6月6日


日刊木材新聞にホームズ君「構造EX」のトラスオプションに関する記事が掲載されました

2015年6月6日 日刊木材新聞(1面)
構造計算ソフトにトラス・高耐力壁仕様盛込む
木造校舎のJIS活用

構造計算ソフトにトラス・高耐力壁仕様盛込む

 インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、中大規模木造プレカット技術協会が木造校舎のJIS A3301を基に設計規準の整備を進めていることに対応、同社の構造計算ソフト「ホームズ君 構造EX」にトラスオプションを追加する。

 同社では、非住宅木造建築物市場の拡大により、木造校舎だけではなく、商業施設や高齢者施設、体育館などで、一般流通材と機械プレカットとの組み合わせで大スパンに対応できる構法が望まれているとしている。そのため、木造校舎のJISに掲載されたキングポストトラスTG2や15倍相当の高耐力壁などの構造部材を構造EXのオプションとして収録するよう開発している。

 開発中のトラスオプションは、建物規模は1500平方㍍までで、JIS A3301をベースに同協会の設計規準を盛り込んだものとし、TG2キングポストトラス(スパン12㍍まで)、トラスの接合部は金物工法に対応、15倍相当面材耐力壁の仕様、高耐力の水平構面なども盛り込み、10月にリリースできるように開発を進めている。将来は平行弦トラスにも対応していく。

 木造校舎のJISに対応するプレカットCADの開発は進められているが、同社は構造計算ソフトで対応する方針を早期に打ち出した。プレカットCADへのデータ連携もCEDXMのフォーマットで対応できるが、CEDXMではこれまでトラスという概念を盛り込んでいなかった。

 JISの規準や同協会の標準設計ツールとの自動チェック機能なども搭載し、誤用を防止する対策も導入していく。

 12月には同協会の協力の下、設計・構造計算セミナーも開く予定だ。