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2015年12月9日


日刊木材新聞にホームズ君「省エネ診断」に関する記事が掲載されました

2015年12月9日 日刊木材新聞(4面)
ホームズ君省エネ診断を発売
省エネ機能をさらに強化

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 インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は省エネ機能を強化した「ホームズ君〈省エネ診断〉」を発売する。外皮計算は住木センターの電算プログラム認定の対象で、ホームズ君構造EXなどともオプションでのデータ連携が可能になる。

 省エネ診断では省エネ関係の計算機能を強化する。外皮計算の審査で評価員が見やすいようにポイントを強調し、短期間で審査が完了するように工夫した。日よけの補正係数を「定数」として計算できるようにした。天窓、高窓など対応する外皮計算を自動で行える。基礎の断熱使用を複数設定可能にした。ルーフバルコニーの断熱方式を天井または屋根で選択できるようにした。

 また「すまいのエコナビ」を搭載して省エネに関する9種のシミュレーションを簡単に行えるようにした、地域ごとの気象条件、季節、隣棟などの要素を考慮したパッシブ設計が可能で、省エネ基準だけでは見えない住宅の性能を可視化できる。

 「すまいの燃費」では住宅の燃費性能を光熱費として計算書を作成でき、1次エネルギー消費量を基に月間の光熱費を計算できる。2013年基準や低炭素基準レベルなど断熱性能や設備の異なる2つのプランを同時に比較することもできる。

 「日影シミュレーション」では周辺の建物による日影を表現でき、季節や時間ごとにリアルタイムに変化させることができる。

 「日射断面図」では軒、庇、隣棟の遮蔽物を考慮して窓からの日射を確認できる。日照時間、日射熱、室温、照度、通風などのシミュレーション機能もある。

 ホームズ君〈省エネ診断〉は、外皮計算、1次エネルギー消費計算などに特化したライト版が6万4800円。エキスパート版は構造EXとの連携ができ、すまいのエコナビ(オプション15万1200円)との連携が可能。

 また、同社では「ホームズ君構造EXトラスオプション」も発売する。木造校舎のJIS A3301を基に中大規模木造プレカット技術協会が作成した設計基準に沿った構造計算ができ、耐風梁、耐風火打ち、耐風柱なども協会の検討に対応して盛り込むことになった。

 詳細は同社(電話029-850-3331)まで。