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2018年6月22日


日刊木材新聞に「構造EX」ウォールスタット連携オプションについて掲載されました

2018年6月22日 日刊木材新聞(10面) 実際に近いシミュレーションを可能に ウォールスタットと連携 構造計算ソフトなどの開発・販売を行うインテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、工務店が構造計算や温熱環境計算などを自社で取り組めるよう、分かりやすさを重視したソフト開発を進めている。主力の「ホームズ君構造EX」では住木センターのグレー本の改訂に合わせて土台の短期めり込みや吹き抜けの設置による床構面の評価などを行える。 また、中川貴文京都大学准教授が開発した木造住宅の倒壊シミュレーションソフト「ウォールスタット」との連携オプションも開発している。 ウォールスタットとの連携により実際の木造住宅の挙動に近付けた。さらにシミュレーション画面で加振条件や余力評価などの条件を表示できるようにし、シミュレーション結果を正確に理解しやすくした。 そのほか、JIS A3301の木造校舎の構造設計標準に掲載された山形トラスのオプション機能や中大規模木造建築に対応して、図面も大判になってきていることから平面図分割印刷機能を追加した。A3サイズに縮尺を合わせると文字が小さくなって見づらいというユーザーの声に応えたものだ。筋違の方向を図面上に明記できる機能やベタ基礎の底盤地上高さをGL以下にも設定できるようにした。 使いやすいソフト開発だけでなく、東京、大阪を中心に定期的なセミナーを開き、ソフトの機能を紹介している。さらに年に数回、構造や省エネ関係の専門家による講演会も開き、より深く専門分野の理解が進むような取り組みも行っている。