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2019年6月11日


日刊木材新聞に「構造EX」バージョンアップ関連記事が掲載されました

2019年6月11日 日刊木材新聞(8面) 基礎の拡張連続梁方式を追加 山辺構造設計と開発 インテグラル インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、構造計算ソフト「ホームズ君 構造EX」をバージョンアップ(Ver.3.7)。告示1100号の耐力壁仕様を追加、基礎の計算方式は住木センターのグレー本準拠に拡張連続梁方式を追加した。詳細な計算で基礎鉄筋の配筋を適正化することができる。計算方式は山辺構造設計事務所と共同で開発。住木センターの電算プログラム認定も取得していく考えだ。  同社の構造EXは建築基準法改正やグレー本の改訂などに合わせて機能を追加している。今回のバージョンアップは、基礎の人通口の補強などで配筋を増やす必要があり、施工が複雑になるなど適切な構造計算方式で過剰設計とならないよう山辺構造設計事務所と1年半を掛けて開発してきた。  拡張連続梁方式では基礎の通りごとに応力解析を行い、力が掛からない部分に人通口を配置するなどの手法がとれる。基礎梁開口部のせん断の検定を行い、開口部の主筋、せん断補強筋のピッチを求めることで人通口周りの配筋を適正化し、配筋本数を減らすことができる。検定結果をモデルケースで示している。底盤、基礎梁などは大きな違いはないが、構造計算による根拠に基づき過剰設計を回避できるという。住木センターの電算プログラム認定も取得する方針で、確認審査でもスムーズな対応が期待される。 倒壊シミュレーションソフト「ウォールスタット」との連携オプションでは、制震デバイスを設定できる機能も追加。制震デバイスの評価をウォールスタットで行い適正な配置をすることや、施主に地震時の対応を説明するツールとしても有効だ。  トラスオプションにベタ基礎対応もできる機能も追加した。