4号特例廃止、法改正に対応
東京・大阪でセミナー開催へ
2023年1月17日(火)日刊木材新聞(5面)
インテグラル(茨城県つくば市、藤間明美社長)は1月に東京、大阪で、4号特例廃止・省エネ義務化に対応したセミナーを開催する。2月にはオンラインでも行う。4号特例廃止に向けて必要壁量などの規定強化の案が出されており、今後はパブリックコメントなどを経て施行される見通しで、同社も法改正への対応を進めていく方針だ。
同社は構造計算ソフト「住宅性能診断士ホームズ君 構造EX」を22年にバージョンアップ(Ver4.0)し、BIMソフトオートデスクの「レヴィット」とのデータ連携機能を追加した。
レヴィットで作成した3Dデータから構造EXへのデータ連携が可能で、通り芯、高さ情報、屋根、壁、柱、間取り、開口部、バルコニー、梁・桁、母屋、タルキ、土台などのデータを連携できる。今後は双方向でのデータ連携や他のBIMソフトとの連携もできるようにしていく予定。
今回のバージョンアップに合わせ、中大規模木造の計算最適化へ処理速度を向上させた。処理可能面積の拡張や3D表示の高速化などを行った。
BIMソフトとの連携はホームズ君ユーザーからの要望が多かったレヴィットとのデータ連携から始め、レヴィットで作成した3Dモデルを構造EXのデータに連携できるようにした。今後は双方向でのデータ連携やアーキCAD、ベクターワークスなどへも連携を拡大していく方針だ。
セミナーは23日に東京会場(東京都立産業貿易センター)で午後1~4時、31日に大阪会場(大阪産業創造館)で午後1~4時。2月22日は午後2時からオンライン(YouTubeライブ配信)を予定している。