去る、11月9日に千葉県柏市で行われた 第23回産官学交流シンポジウム　先端研究成果産学官交流会に参加してきました。 千葉県を中心とする企業と自治体、大学の技術交流の場として開催されたものです。前半の講演の部では200名近い参加者が、後半の交流の部でも100名近い方々が集まり、盛況に行われました。 弊社からは、「スマートワトソン君」を展示し、ショートプレゼンテーションのお時間をいただきました。 その際、「本日どういう方と交流したいかを述べる」というお約束があったのですが、図々しくも、講演されていた東京理科大学の佐伯准教授を指名したところ、そのあと、じっくりとお話を伺わせていただくことができました！ 「街の変位を測り、自然災害の規模を把握する」と題した佐伯先生の講演は、省電力無線とGPS、そしてデータ圧縮技術を応用して、災害時に変位状況を集約するというものでした。 一見、弊社が発表した商品とは関係がなさそうですが、「無線データ送信技術」は弊社も利用している技術であり、このあたりのノウハウについてたっぷりお話を伺いました。 また、先生の研究の肝である「データ圧縮技術」は、弊社の製品「常時微動計測システム」で改善が求められている、ワイヤレス化の具体的な解決方法になりそうな予感がします。 普段、大学の先生方に教授していただく場合、ファーストコンタクトに苦労することが多いので、今回のように、興味をもっていた要素技術に詳しい先生にズバリ、お話を伺えたのは大変な収穫でした。 そして、多方面の方々のアドバイスを受けたり、自社が保有していない要素技術を積極利用していけば、より、多様なシステム提案が可能となり、企業としてもステップアップできることをイメージできました。 最後に、このような会を企画してくださった関係者のみなさま、インテグラルを応援してくださっているみなさま、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 ご期待に沿えるよう、社員一同、がんばってまいります！